『フラッシュバックメモリーズ』松江哲明監督
交通事故により脳に障害が残り記憶が消えてゆくディジュリドゥ奏者のドキュメンタリー。
ドキュメンタリーなのだが、本編中ほとんどの時間アーティストGOMAさんとパーカッションたちとのライブが行われている。
その背景でGOMAさんの消えてしまった記憶である記録映像や、事故後の本人や奥さんの日記の文章などが再生される。
取材するといっても過去の記憶もなく、新しい記憶もどんどん消えていくのに取材はほぼ不可能だろうと推測する。
GOMAさんの事故後の日記の文章で「人は知らずのうちに記憶をもとに会話している」という文章があり、考えてみるとそうだなと深く納得。
記憶がないという苦しさは想像を絶するものなのだろうが、少しずつディジュリドゥの吹き方を思い出していく過程を綴った文章は感動的で、体の記憶という人体の不思議と、こうして作中で見事に演奏しているGOMAさんの姿にただただ感銘をうけた。
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